石巻合板工業株式会社

トップメッセージ

GREETING代表挨拶

木材加工の
プロフェッショナルとして

 弊社は昭和47年(1972年)にコンクリート型枠合板を製造する合板工場として創業しました。建築物はミリ単位の精度が要求されることから、型枠合板は少しの狂いも許されず、また屋外のハードな使用環境に耐えうる性能が求められ、創業時から一貫して「如何に木材を高精度で加工・接着できるか」を追求してきました。
 その後、合板は木造建築物において「面の力」で構造躯体を支え、耐震性能や耐風性能といった建築物の強度を高める効果が認められたことで、その有用性にいち早く注目し、壁面材用の国内初となる「構造用針葉樹長尺合板」の生産を開始しました。

 現在、国内では針葉樹構造用合板を主力とし、合弁会社サンヤン・ウッド・インダストリーズ社(マレーシアサラワク州)にて石巻合板の原点といえる塗装型枠用合板を製造しています。両拠点とも創業時からの蓄積されたノウハウを活かし、より高品質・高精度な製品をお客様のもとにお届けできるよう努力しています。
 昨今、日本の森林環境では多くの人工林が利用期を迎えていますが、脱炭素社会を目指すにあたって人工林の高樹齢化は二酸化炭素の吸収量が減少してしまうという問題を抱えています。そのため、利用期の森林を一度伐採し再造林する「森林資源の循環」が必要とされていますが、合板製造で使用する原木の内、90%以上を国産材とすることでこの森林資源の循環に貢献したいと考えています。

 弊社は創業以来、大きな自然災害をはじめとした幾多の困難を経験して参りました。しかしながら、そのような時でもお客様や仕入先様、協力業者様、そして従業員とそのご家族様の多大なご支援をいただき、困難を乗り越え現在に至っております。こうして日々合板を生産できることを決して当たり前のことと思わず、常に皆様への感謝の気持ちを胸に、あたたかいご支援にお応えできるよう事業に邁進致します。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

石巻合板工業株式会社
代表取締役社長
野田 四郎