単板(たんぱん)の繊維方向が直交するように重ね、貼り合わせることで1枚板に比べて強度が増し、木材の伸縮の影響が少なく安定した素材であることが特徴です。
合板の種類の中で構造用合板と呼ばれるものは、主に一般住宅の壁や床、屋根下地といった構造躯体に使用され、建物の耐震性を高める効果が認められています。
昨今では住宅以外の建築物も木造で建築される事例が増えており、合板がますます活躍することが期待されます。
他にも、型枠用合板と呼ばれるコンクリート施工時の型枠材や、内装の下地材といった幅広い用途で利用されています。
事業案内
木と向き合い、新たな発見を求めて
私たちは創業以来、木と向き合い続けてきました。
木材は、樹種や季節、温度、木の育った地域・環境によって様々な変化があり、
いつも同じ姿の製品にすることは容易ではありません。
当社では長い歴史の中で木材に関する経験や知見を積み重ね、
それは「より扱いやすい合板」に仕上げるために役立っています。
しかしながら木は自然由来のものであり、全てを理解するにはまだまだ及ばず、
石巻合板は新たな発見を求めて日々歩んでいます。

合板とは?
合板(ごうはん)とは、原木を大根のかつらむきのように薄く剥いた板を乾燥させ、
複数枚を接着剤により貼り合わせて製造される建築材料です。


主な製品
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針葉樹構造用合板
壁や床の面材に使用することで建物の剛性を増し、耐震性を高める効果が認められています。木造建築の可能性をさらに広げます。
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単板積層材(Laminated Veneer Lumber)
寸法精度に優れ、枠材や間柱などに使用されます。多層構造により木材特有の経時変化が少ないことが特徴です。
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型枠用合板
石巻合板の原点となる製品で、創業以来、ハードな使用に耐えうる精度と品質にこだわってきました。現在は合弁会社のサンヤン社で製造しています。