合板製造に使用する原木として間伐材を利用しています。森林は枝葉の成長に伴い日照が届きにくくなり樹木の生長が鈍化してしまうことから、間伐(間引き)を行い、豊かな森林の生育を促すことが必要不可欠です。また、木は成長する過程で大気中の二酸化炭素を多く取り込むことから、成長を促す間伐は脱炭素社会実現へのアプローチの一つでもあります。当社は間伐材の安定した受け入れ先となることで、より豊かな森林環境の整備に貢献しています。

日本には潤沢な森林資源があり積極的な利用が求められていますが、それらの森林資源は有限で、再造林には50年程度を有することから無駄なく計画的に利用することが前提となります。当社では合板製造の工程で発生する端材や樹皮(バーク)をバイオマス燃料として活用し、木材を乾燥する工程や熱圧する工程で使用される蒸気の100％をバイオマス燃料由来としています。バイオマス発電プラントも備えており、製造工程で使用する電力の約60％を賄っています。貴重な資源を使わせていただくことに感謝しながら無駄なく使用し、木材産業の持続可能性を向上させます。